去る3月26日~27日、教区同朋会館(姫路)にて「児童得度前研修会」が行われました。今回は小学4年生から小学2年生の4名が参加。はじめに開会式と記念撮影を行った後、青少幼年部門員の勝間海氏(備中組光明坊)から「得度について」のお話があり、子どもたちに「困っている人に寄り添えるようなお坊さんになってほしい」とメッセージを送りました。
1日目のお勤めの稽古では、准堂衆会の三須誠氏(備後組寳田院)から「正信偈」と「仏説阿弥陀経」について、お勤めの際の注意点や「阿弥陀経」の絵本を通してその内容を教えていただきました。また、稽古の前には三須氏と部門員も含め子どもたちと自己紹介をしつつ話し合いをして、子どもたちの日常の様子や好きなもの、「得度」についてなど率直な思いや考えを聞くことができました。
稽古後にはお楽しみ会があり、ツイスターゲームや水に浮かべたボールをお箸で掴むゲーム、プラ板を使ってのキーホルダー作りなどの様々な遊びを大人も子どもも一緒に楽しみ、1日目を終えました。
2日目は、准堂衆会の山科立人氏(第4組西蓮寺)からお勤めの通し稽古を受けた後、加藤真樹山陽教務所長による得度考査が行われました。子とどもたちは少し緊張しながらもこれまでの稽古の復習をして順番を待ち、無事に全員合格して全日程を終えました。
子どもたちと共に学び遊ぶ中で、得度を受け歩みだす人がいるということを実感し、自分自身の姿勢を改める機会をいただいた研修会となりました。
青少幼年部門 青山祐一(赤穂組光明寺)