教務所だより2025年6月号
青少幼年教化担当者懇談会レポート 去る2月20日21日、「青少幼年教化担当者懇談会」を教区同朋会館(姫路)にて各組担当者に加え、教区児童教化連盟・教区仏教青年会・四国教区青年会の方々をお招きし総勢27名で開催いたしました。 2025 年度より教区改編を迎えるにあたり、「共に目指すものは何か」「そのためには何が必要であるか」ということを共に見つけていくことを願いとし、懇談会とさせていただきました。 はじめに、各団体による課題や願いの発表。引き続き山陽教区教化推進本部委員の木村慎氏にお話をいただき、その後班別座談会という日程でした。 木村氏は、教区教化が各寺院の取り組みの支えとなるため、新教区を考える上でも必要だということ。 小さな取り組みでも、形は違っても必ず引き継がれ、成立していくものだと思う。だからこそ、今は「できる」「できない」は考えず、先ずは夢・理想を語ってみませんか?というものでした。 班別座談会では、できない現状や悩みについての発言もある中に、こんなことを実現してみたいという意見も多く出ました。 ある班では、「うちのお寺でも『花まつり』をしてほしい」というご門徒さんからの要望があったという話から、そのお寺の『花まつり』を今年の4月に実現するべく、チラシ作りから当日までの日程や詳細を、座談会中に計画していました。一人では「できない」ことを「できる」ことに班全体で変換していたのです。 人に話すこと、人の話を聞くことで、自分の中になかった考えや視点に気づかされ、熱い想いを持つことができるのだと思いました。 語り合うことが自分の背中を押してくれる大切なことなのだとも。
意見の中には、「教化活動をできない・したくない人もいることも理解するべきだ」「関われない寺院がうしろめたさを感じるようであってはならない」というものもありました。 山陽四国教区青少幼年教化のスタートであった今回は、貴重で大切な時間となる懇談会でした。 (青少幼年部門長 惣持 留理[安芸南組 極樂寺])

仏教、特に親鸞聖人の教えをやさしい言葉で表した「法語」を英訳し、真宗本廟(東本願寺)・大谷祖廟・渉成園の四季の写真とともに紹介。御影堂・阿弥陀堂の基本情報なども英語で掲載し、主に海外の参拝者のお土産として最適な小冊子です。 『Dharma Words―Shinran’s Teachings in Modern Poetry』 550円(税込) 東本願寺出版HP ℡:075-371-9189(平日 9時~17時)