6月11日(月)、備後組光圓寺にて「ハンセン病問題学習会」が開催されました。

最初にドキュメンタリー映画「もういいかい~ハンセン病と三つの法律~」が上映されました。この映画は、ハンセン病患者の運命を決定づけた1907(明治40)年の「癩予防ニ関スル件」、1931(昭和6)年の「(旧)癩予防法」、1953(昭和28)年の「(新)らい予防法」という三つの法律をもとに展開された絶対隔離政策等、100年にわたるハンセン病の歴史を、多くの入所者の証言によって明らかにされていました。

その後の講演の中で、中杉隆法氏(神戸組西林寺)は、「ハンセン病問題と向き合う中で大切にしているのは、忘れないということ。映画の中でも国民的忘却という言葉が使われ、国民自体がハンセン病ということを忘れ去っていこうとしている。そのことで、その人達の存在や想いや願いをなかったことにしてしまう。そのことは私が人間であることを失うということ。

福島原発事故から1年が過ぎ、またもや私たちは忘れようとしていないだろうか。今年の夏、ハンセン病療養所で福島の子どもの受け入れを企画している。隔離し人間のいのちを奪ってきたハンセン病療養所を人間のいのちを回復する開かれた場所にしたい。」とお話されました。