金木犀が仄かに香る10月3日〜4日。2007年度の「秋安居」は講師に大谷大学教授の安冨信哉先生をお迎えし、44名の参加を得て、広島県福山市で開催されました。
 講題は、「真実信の開顕−『顕浄土真実信文類』講究−」で、『教行信証』「信巻」を中心にお話をいただきました。
 「真実の信とは何か!」という先生の問いかけは、悲しむべき現実をかかえた私が、私自身にどう向き合い、どう歩んでいけばいいのか、仏教を学び始めた頃の心に帰らせてくださるものでありました。
 振り返りますと、近年の秋安居は、信心をともなわない教学の問題と、信心の主観化、独善化をただすところにある教学の役割、という視点を繰り返しいただいてきたように思います。聞かせていただいたそのことを無駄にせず、生活の中で具体化していくためには、我が身を問い直させていただく聴聞の場が、ますます、なくてはならない場であることを確認させていただいた2日間でした。(研修講座部)