12月17日~18日、備後組明圓寺を会所として山陽教区秋安居を開講し、本多弘之氏(親鸞仏教センタ―所長)に「金剛信の獲得」という講題で御講義をいただいた。

講義は『教行信証』「信巻」の中心的課題である「金剛の信心」について、その信によってわれら極悪深重の衆生が「正定聚の機」となり得るということの内実を親鸞聖人のお言葉に確かめていくという形で進められた。

講義の中で師は、「大乗仏教は釈尊入滅の後に本当の教えが働き始めたのである。有限のいのちに無限のいのちが働き出したのである。生死を出られない自分が本願に帰すことによって生死即涅槃が成就する。それが実ったものが信心である。如来回向・本願の大悲として働きかけてくるものに出遇っていくのである」「大悲は一切衆生にかかっているものである。しかし、それを受けとめるのは一人ひとりである。値遇の感動は出遇った人にある。頷きの中に本願が生きているのである」と語られた。

今年度の新しい試みとして、初日の講義の後、班別座談会で感想や疑問点を出し合い相互研鑽をし、それをふまえて二日目の講義をいただく形を取った。(研修講座部)